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目の病気 目の病気の原因や症状、治療法などを解りやすく説明いたします。

網膜静脈閉塞症

網膜静脈閉塞症は、眼の網膜という部位を流れる静脈と呼ばれる血管がつまる(閉塞する)病気です。

網膜中心静脈閉塞症 (Central Retinal Vein Occlusion, 以下CRVO)

CRVOは、虚血型と非虚血型に分類されます。一般的に非虚血型の方が、虚血型と比べ軽症例が多く、自然経過が良好です。

症状
CRVOでは網膜全域に出血がみられ、黄斑部の網膜機能も低下するため、発症直後より自覚症状が現れます。BRVO同様に網膜出血は、経過にともない自然に吸収されます。視機能の経過を左右するのは、やはり黄斑浮腫です。一般的に、非虚血型では黄斑浮腫が軽度で自然消退する症例もあり、この場合は最高矯正視力が0.5以上を維持することが期待できます。一方、黄斑浮腫が遷延化した症例では0.1未満となることも少なくありません。
治療
黄斑浮腫に対する確立された有効な治療法はありません。BRVO同様、硝子体手術が行われていますが、その効果はBRVOほどではありません。手術により黄斑浮腫が消退しても、視力の改善が思わしくない症例が多くみられます。CRVOではBRVOと比べ、術前の黄斑部網膜機能の障害が強く、黄斑浮腫の消退後も視機能の回復が得られにくいと推測されます。光凝固もその有効性は実証されていません。トリアムシノロン投与についてもBRVOと同様の問題点があります。
虚血型では、新生血管が網膜のみならず虹彩や隅角に生じる危険性があります。虹彩や隅角の新生血管は、血管新生緑内障と呼ばれる難治性の緑内障を誘発します。網膜、虹彩、隅角の新生血管の発生を予防するために、網膜全域に光凝固を行います。網膜新生血管が破綻し、硝子体出血が大量でかつ消退しない場合は、硝子体出血の除去を目的に硝子体手術を行います。

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